エンジョイボタニカルライフ推進室

エンジョイボタニカルライフ推進室のブログです。ワークショップやイベントのレポート、植物に関するお役立ち情報などをお伝えします。

【育レポ&推進室訪問】推進室でmy盆栽のメンテナンス!

 こんにちは。「我が家のかわいい盆栽たち、枝や葉っぱが伸びまくっていたので、そろそろお手入れしなきゃ…」と思いつつ、なかなか手を付けられないでいました。そしたら、うっかり出張中に強風の日があって、帰ったらベランダに鉢が転がっているではありませんか!!!

慌てて起こしたものの、土がこぼれてなんとも悲しい状態に…。

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▲周りに土が散乱してます。それにしても枝の伸び方がめちゃくちゃなことに。

 

土を足してあげなきゃ! と思うものの、同じ土は持っていないし、ほかの土と混ぜていいのかわからないし…と迷ったので、「困ったときはビリさん!」と、もはや条件反射のように推進室のビリさんに連絡しました。

すると、「推進室に来てくれれば、必要なぶんだけ分けてあげられるよ〜。道具も使っていいし〜」とのこと! ついでに枝の剪定もさせてもらっちゃおう、ということで推進室へ行ってきました。

いざ、セルフメンテナンス

推進室に到着したら、まずは土を入れさせてもらいました。

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▲土が減って根っこまでむき出しになってしまっていましたが…

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▲土を足して…

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▲良い感じに元通りに!

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自分の家で作業しようとすると、「土いじりできる場所って意外とない…」「やってみるとあれやこれや道具がない…」「そもそも、土を買っても使い切れないし、置き場所に困る…!」と、ちょっとしたことがハードルになってしまうことってありますよね。

でも、必要なぶんだけ土を分けてもらえたり、道具もスペースも借りられるなら、気軽に園芸が楽しめる! 試しに使わせてもらいながら、どんな道具を揃えれば良いかも模索できる! ついでにビリさんに健康チェックをしてもらったり、育て方の相談に乗ってもらうこともできちゃう…なんて至れりつくせり推進室!

盆栽剪定タイム

しっかりと土を入れたところで、今度は盆栽の枝葉をすっきりさせていきましょう! ちなみに剪定は見た目を整えるだけでなく、風通しをよくすることで虫を付きにくくしたり、まんべんなく光を当て健康でバランスの良い木に仕立てる目的もあるのだとか。ビリさんいわく、「今回風に煽られて倒れちゃったのも、枝葉が密集していて風を受けやすかったからだと思うよ」とのこと。ちゃんと剪定してなかったからあんなにも悲しい事態が起こってしまったのかもしれませんね。反省…。

ひとまず、剪定前の状態はこんな感じ。上のほうの枝がギュイーンと勢いよく伸びまくっていたり、下のほうは葉が密集していたり。でも、どれを切ってどれを残したらいいんだろう…。

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どの枝を切るかには、一定のセオリーがあるそうです。そのひとつが“忌み枝”と呼ばれる枝を取り除く方法。

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忌み枝には、平行枝、落ち枝、絡み枝、立ち枝、徒長枝、腹枝、車枝、環貫、かえる又、ひこばえ、突き枝、といったものがあるそうです。…うーん、覚えきれない。「要は、全体と向きが異なっていたり、バランスを崩している枝を切ればいいんだよ」とビリさんが要約してくれたので、自分のバランス感覚に頼りながら剪定してみました。(もちろん、ルールを覚えたうえで美しさを極めることの楽しさもあるよ! と、ビリさん)

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バランスを見ながら、枝を少し切って、全体像を眺めて。葉っぱが多すぎるところは葉の部分を切り取って、また全体像を眺めて…。切っては眺めてを繰り返し、「ここ切ろうかなあ」「やっぱりこっちは残したほうがいいかなあ」と、じーっくりと、すこーしずつ試行錯誤しながら剪定し終えた盆栽が、こちら!

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 どうでしょう! とってもスッキリしたと思いませんか? 剪定前の写真をもう一度見てみると…

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違いは一目瞭然! 

全体のバランスが整ったのと、葉っぱの密集も解消されて、なんとも風通しがよさそう。

じっくりと悩みながら、こだわりながら剪定したら、さらに愛着が増しました。かっこいいぞわたしの盆栽。家にある八重長寿梅の盆栽も、同じように剪定してみようと思います!

(※木の種類によって、剪定の適正時期が異なるそうです。今回のニオイカエデの剪定は、本来より少し送れて7月のはじめに行ったものです)

 

ちなみに、わたしと同じように「家じゃなかなか植物の手入れができない」という人は、ぜひ推進室にご相談くださいとのこと。初めての方も大歓迎です! スペースや道具をご使用希望の方は、Facebookメッセージや、Webサイトに記載されているお問い合わせメールアドレスよりご連絡を!

www.enjoybotanicallife.com

 

 

【インタビュー】エンジョイボタニカルライフ推進室のビリさんってどんな人?

 

こんにちは。ブログ担当のきょうかです。先日ふと思ったことがあります。

これまでビリさんにいろいろと植物について教えてもらってきました。でもよく考えてみたら、どうして植物を好きになったのか、どうやって推進室の活動を始めたのかなど、ビリさん自身の話をじっくりと聞かせてもらう機会が意外となかったのです。

というわけで今回は、ビリさんにとってのボタニカルライフについて、根掘り葉掘り聞いてみたいと思います。

 

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びわの木と育った少年時代

──さっそくですが、ビリさんにとってのボタニカルライフの原点って、どんなことだったのですか?

もともと母が植物好きで、庭が草木でいっぱいだったんだよね。だから、水をやったり、草むしりをする姿も当たり前の光景だった。

小学校に入る前くらいかなあ。びわを食べたときに、ふと種を蒔いてみたくなったの。そしたら母に「蒔いてごらん」って言われて、ダイニングの窓からぽいっと投げたんだよ。すると、しばらく経って見たことのない木がにょきにょきと生えているのを発見して、母に聞いたら、それが蒔いたびわだってわかった。あのときは本当にうれしかったなあ。

 

──幼くして、植物の芽が出る喜びを身をもって体感したんですね!

うん。それで、最初に見つけたときは家の壁を避けるように生えていたから、のびのびと成長できる場所に植え替えてあげた。自分の部屋の窓からも見えるところだったから、窓の外をのぞくたびにうれしくて楽しくて…。

当時は、“植物=毎日水をあげるもの”っていう認識だったから、水やりを欠かしたことはなかったよ。雨が降っていても傘をさして庭に出てじょうろで水をあげて。健気な少年でしょ?(笑)。アブラムシが付いたときなんかは子どもながらに「虫に食べつくされちゃう!」って心配になって。母から「牛乳やコーヒーをかけるといいって見たことがあるけどどうだろうね」って聞いていたから、自分で作ってかけてみたりもした。コーヒーを勝手に作ったことが親にばれたら怒られちゃうって思ったから、こっそりとね(笑)。

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──びわの木のことを本当に大切に思っていたんですね。

うん、ずっと一緒に育ってきたからね。両親も、ぼくと一緒に成長してきた木をすごく大切に思ってくれて。実家を出たあとも、「今年もびわがなったよ」って連絡をもらったり。今でもときどき実家に帰ると、必ずびわの木のもとに行って、「大きくなったなあ」「ちゃんと立っているなあ」って眺めてるんだ。

 

──びわの木とともに育ったことが、ビリさんにとってのボタニカルライフの原点だったのですね。

そうだね。芽が出ているのを見つけたときの光景は今でも憶えているし、思い出しただけでもめちゃくちゃテンション上がっちゃう(笑)。

 

大人になってから、改めて植物との暮らしがスタート

──びわの木を育てるようになって以降、ずっと植物が好きなんですか?

それがね、びわに対しては特別な思い入れがあったから大切にしていたんだけど、植物を育てることに対しての熱っていうのとはちょっと違って。園芸にハマったのは、社会人になってからだったんだよね。

 

──どんなきっかけがあったのでしょうか?

6、7年前くらいだと思うんだけど…。仕事で訪れた先で、コケが木漏れ日を浴びている姿が目に入って。何だかすごく魅力的に感じて、ふと「家でも眺められたらいいな」と思ったの。それで、コケを石に活着させてみようと思ったんだけど、やり方がわからなかったから、近くの園芸店に行って、いろいろ教えてもらって。でも、初めてだったこともあって上手にできなかったんだよね。

だけど失敗したままじゃいやだし、もう一度リベンジしたよ。そのとき目にとまったガジュマルも連れて帰って、根っこにコケを植えたりなんかしてね。あとは雑貨が好きだったから、岡本太郎の作品のレプリカに穴をあけてコケを活着させるのにもトライしたり(笑)。初めから、器は自分で選びたいという思いが強くて、セットアップで販売されていたものをわざわざ植え替えてもらったりもした。そのお店は、とにかくぼくのやりたいことに付き合ってくれるところで、今でもお世話になってるよ。

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岡本太郎「犬の植木鉢」のレプリカ×スナゴケとハイゴケのMIX

 

──それから、手のひらサイズの鉢植えがどんどん増えていったのですか?

そうそう。自分がやりたいことを叶えるために、何度も店員さんに質問したし、気づいたら毎週のようにお店に通ってた。そのぶん、鉢植えもどんどん増えるわけ。それで、しれ〜っと増やせる大きさの鉢植えとして買っていたのが、手のひらサイズだったんだよね(笑)。

一度、大きめの鉢植えを相談なしに買っちゃったことがあって…。そのときはさすがにかみさんが見逃してくれなかった(笑)。やっぱり、トータルコーディネートってあるし、みんなの家なんだから、相談はしたほうがいいよねっていうことで。それから部屋の雰囲気とかかみさんの好みにも寄せるっていう視点を持つようになった。いちばん重要なのは、かみさんとの共存だからね(笑)。

 

植物が、人も、気持ちも、思い出もつなぐ

──園芸コミュニティの運営などはいつごろからするようになったのでしょうか?

園芸の楽しさをたくさんの人と共有したいと思って始めたのが、“緑交(えんこう)”。「えんこう」と読むのは、あえてだよ(笑)。Facebookのコミュニティとして運営をして、オフ会を開いたり、植物のメンテナンスや植え替えのイベントを開催したり。基本的には、植物が好きな人であれば誰でもウェルカム。お酒を飲みながら植物について語ったりしていくうちに、植物そのものが楽しいのはもちろんだけど、緑を媒介に人とつながることが楽しいんだっていうことにも気づいたんだよね。今でも緑交のオフ会はときどき開催しているよ。 

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──その後、どんな経緯で推進室を運営することになったんですか?

あるとき緑交のFacebookグループに参加申請してくれた人が今のボスでね(笑)。そのころちょうど転職を考えていたタイミングで、ボスの会社(株式会社フローラル・プロダクツ)が社員を募集していることを知って、話をさせてもらったの。ぼくは農業系の学校を出たわけでもないし、植物業界で働いた経験もなかったけれど、熱意だけはあったから。生活のなかで植物を楽しむということを広めて植物の価値を高めるような事業をやっていきたいと。一生懸命話したら、一緒に仕事をさせてもらえることになった。社内プロジェクトのような形で、エンジョイボタニカルライフ推進室の活動をさせてもらっているんだよ。

推進室の活動を始める前に、半年間、平日単身赴任をしていた時期があったんだけど、そのときに、植物の可能性について身をもって体感するできごとがあってね。

 

──どんなことだったのでしょう?

そもそもぼくが転職を考えていたきっかけっていうのが、親父がガンになったからだったんだよね。もう何度も再発を繰り返していたから、サポートしたかったし。前職は不規則な仕事で決まった休みも取りづらかったから、転職をしようと考えたんだ。

転職してすぐに本社研修に入ったんだけど、ボスから「うちの主力商品を育ててみ」って、旭山桜の鉢植えをもらったの。そんな矢先に母から連絡があって、担当の先生が言うには「お父さんは今年の桜は見られないだろう」と。なんかね、そのとき「おれが親父に桜を見せてやる」って思ったんだよね。

それからは、できるだけ早く旭山桜を咲かせるために、開花調整に挑戦する毎日。常に鉢植えを持ち歩いて、仕事の合間にも日向の位置に少しずつ置く場所をずらしたりして。当時は、平日は千葉の会社近くのマンション、週末に東京の家へ戻るっていう生活をしていたから、鉢植えも車に乗せていつも一緒に連れて行き来してた。でも親父には開花を急ぐ理由を知られたくなかったから、病院には持っていかないようにして。

 

──いつごろ咲かせられたんですか?

前の年の年末から開花調整を始めて、2月21日に親父のところへ持っていったかな。親父には「今お世話になっているボスがくれた桜が咲いたんだ」って言って、病室に置いて。そしたら病院の人や、お見舞いの人とかが、みんな桜をほめてくれたみたいでね。親父もすごく喜んでくれた。でも母が言うには、「今息子が植物の業界で頑張っていて、それで咲かせてくれた桜なんだ」って来てくれた人たちに話すときがいちばんうれしそうだったみたい。母も、親父がいつ死んでしまうかわからないような状況で不安だったから、病室で咲きほこる桜にすごく救われたんだって。

結局、先生が言ったとおり、親父はその年の桜を見られずに亡くなっちゃったんだけど、こんなつらいときに、たった一鉢の桜が本当にいろんな人を支えてくれたんだなって…花が散って、葉っぱだけになった桜を見てしみじみと思った。

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△当時の旭山桜

 

──そういった想いが、現在の推進室の活動にも現れているのですね!

うん。大切に育てた苗が芽吹いたときの感動だったり、植物の成長とともに毎日の小さな変化や喜びにも気づけるようになったり…。植物は、人間の心を豊かにしてくれる存在だなってすごく思う。だから単純に育て方だけじゃなくて、植物と共存するための考え方や、植物との暮らしのなかにある心の機微なんかも共有できたらいいなって思ってるんだ。

普段の生活も仕事も、マニュアルどおりにやるだけじゃ楽しくないでしょ?  植物との暮らしも、インターネットで検索できる育て方をマニュアルどおりに実践するだけじゃもったいない。だから、楽しみながら植物と暮らすためのちょっとしたコツだったり、きっかけを提供できたらと。そんな水やりひとつとっても楽しんじゃえるようなエンジョイボタニカルライフを、これからもガンガン推進しちゃいます(笑)。

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【レポート】「ジブンだけの『手のひらの植物』をつくる教室」

2018年5月16日、エンジョイボタニカルライフ推進室がある日の出ファクトリーにて、「ジブンだけの『手のひらの植物』をつくる教室」が開催されました。こちらは、好きな植物と器を組み合わせて手のひらサイズの鉢植えをつくれるというワークショップ。

今回は、この日の模様をお伝えしたいと思います!

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わたしもこれまでに何度か手のひらサイズの器に植え替えさせてもらってきて、植物との暮らしがだんだんと定着してきたところ。このタイミングで、ワークショップの参加者さんたちが植え替える姿を見たり、ビリさんからのお話を聞いて、どんなことを思うのでしょう!

お気に入りの苗&器をチョイス

まずは、それぞれがあらかじめ選んでおいた思い思いの植物とご対面。そして“相棒”を片手に推進室に展示されたさまざまな器との組み合わせを選びます。バランスや色、置き場所、周辺とのコーディネートなど、迎え入れたあとの暮らしをイメージしながら試行錯誤。

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みなさんどれも捨てがたかったようで、時間をかけて選ぶ選ぶようすから、「せっかくつくるのだから心から気に入る鉢植えにしたい!」という想いがにじみ出ているように感じました!

わたしも 器さがしツアー苗さがしツアーで、時間を忘れてお気に入りの器や苗を探しまわったことを思い出しました。「本当にそんな没頭できるものなの?」と思う人もいるかもしれませんが、本当に没頭しちゃうものなんです…。

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選んだ植物と合わせてみてバランスをイメージしてみたり。何度も試着して、色やサイズを見比べながらお洋服を買うときのような感覚です。

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なかには、選びきれずにぎりぎりまで考えたいと複数をキープする方や、おうちにある植物を植え替える用に、器だけプラスで購入される方もいました。

植え替えスタート!

みなさん器を選び終えたら、植え替えの前にビリさんからちょっぴりレクチャータイム。「木の正面を決める」というお話です。

盆栽の世界では、木の正面を決めるセオリーがいくつかあって、基本的には根っこがしっかり張っている側、幹が傾いている方向、なおかつ、左右に広がる枝ぶりがよく見える向きを正面とします。これは、山の斜面に生える木々を眺めるときの視点と通じているのだとか。

とはいっても「自分が一番美しいと感じられるか」が大切なので、基本をなんとなく知ってもらったうえで、自由に向きを決めてもらいます!

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そして、いよいよ植え替えスタート!

さっそくおなじみの「バルス!!!」(バルスの由来→ガジュマルBONSAIレポ)で根っこの土を取り除いていきます。みなさんとても丁寧なピンセット使いです。

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こちらの作業、黙々と作業しながら会話していると、おしゃべりの話題がどんどん深くなる傾向にあるのだとか。そして、作業には右脳、おしゃべりには左脳を使うので、頭の体操にもなりそうです。 

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ワークショップ中には、作業のコツなどはもちろん、お手入れのポイントなど、どんどんビリさんに質問できます。おうちにある植物に関するお悩み相談や、土や肥料についてのレクチャーもありました。

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そして、しっかりとバランスをみながら器に植え替えて、完成したみなさんの作品がこちら! 

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すてきです〜! 今回は、樹形を整えるために針金を巻き付けた方も何人かいました。みなさん、お気に入りの鉢植えにするための探究心は尽きませんね…!

改めて、“自分だけの”っていいなあと思った

今回ワークショップを通して参加者さんたちの姿を見て思ったのが、みなさん本当に夢中になって鉢植えづくりをされていたなあ、ということでした。

やっぱり、“自分だけの”ものをつくれるとなると、できるだけこだわって、納得いくものをつくりあげたくなります。そして何よりも、こうやって楽しく手間暇かけてつくったものにはかならず愛着が湧きますよね。

植物は、お部屋に“置いておく”ものというより、“一緒に暮らす”もの。だからこそ、手づくりできる楽しい体験を通して、目一杯愛着を持ってもらえたら、植物との暮らしがもっと素敵なものになるはずなのです。

なんとなく植物が好きで、なんとなくお部屋に飾っているという人、結構いると思います。お手入れにちょっとした義務感みたいなものが生まれてしまっていたり、そのままいまいち愛着が湧かず枯らしてしまったり。偉そうなことを書いているわたしも、ちょっと前まではそうでした。でも、今は自分で植え替えたお気に入りの鉢植えたちをながめてはニヤニヤしています。だからこそ多くの人に、“自分だけの”鉢植えづくりをぜひ一度体験してみてもらいたいです。だまされたと思って! とりあえずやってみたらわかるから!(怪しい勧誘ではありません)

 

エンジョイボタニカルライフ推進室が開催するワークショップなどのイベント情報は、Facebookページに更新されています。気になる方はぜひ覗いてみてください!

そして、Webサイトのギャラリーには手のひらサイズの鉢植え作品たちの写真が更新されています。イメージのご参考にもどうぞ!

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【育レポ&推進室訪問】アブラムシパニック!これからの害虫対策

こんにちは。先日、ふと我が家のチェリーセージを見ると…

大量のアブラムシが…

アブラムシが…………ついていました……

お花のあたりを中心に、ぶわーっと。それは恐ろしい光景でした。(わたしは虫が苦手です)

近くで見るのも怖かったので、とりあえずビリさんに助けを求めることに。慌ててエンジョイボタニカルライフ推進室を訪ねました。

ついでにこれからの季節にぴったりな害虫対策についても聞いてきたので、ぜひ読んでみてください。

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わたし「ビリさん…今朝チェリーセージに水をあげようと見てみたら、アブラムシが大量にくっついていました…どうすればよいのでしょう…」

ビリ「あらら。ちょうど今の季節は虫が増える時期だからね。ひょっとして、ここ何日か見てなかったりしたんじゃない〜?」

わたし「はっ…! たしかにここ数日間仕事が忙しくて、ベランダの植物たちをちゃんと見られていませんでした。お見通しだ…」

ビリ「アブラムシって、まずはじめに羽つきの偵察隊がやってくると、その後一気に繁殖して増えます。だから、少しの期間目を離した隙に植物にびっしり…なんてことが結構あるのです」

わたし「そうだったのですね…目を離してごめんよチェリーセージ…。くっついてしまったアブラムシたちは、どうやってやっつければよいのでしょうか?」

ビリ「できれば、一匹ずつ竹串なんかを使って取り除くのがいいんだけど…」

わたし「ひぇ〜〜(震)ちょっとそれだと気が遠くなるくらいついてしまっていたのですが…」

ビリ「うーん、個人的にはあんまりおすすめしたくないけど…殺虫剤を使ってやっつけちゃう?」

わたし「どうしようかな、迷うな〜」

我が家のアブラムシをどうやってやっつけるかは検討するとして…

ひとまず、害虫対策の基本についてビリさんに教えてもらいました。ボタニカルライフ初心者の人は必見です。

代表的な害虫

〈葉っぱや茎にくっつく虫〉

葉っぱや茎につく虫は植物の成長を害したり、病気の原因になることもあるため早めの対策が必要!

・アブラムシ… 誰もが一度は目にしたことがあるはず。一気に増えるので注意。病気のウィルスを運んでくることもあるため早めに退治しましょう。

・ハダニ… とても小さくパッと見ただけでは発見しづらいため、気づけば大量発生なんてことも。葉の裏側についていることが多い。放っておくと葉が変色してしまいます。

・コナジラミ… 葉っぱや花にくっつきます。葉の変色や生育悪化、すす病の原因になることも。

カイガラムシ… 葉っぱや茎、枝などいろんなところにくっつきます。こちらも病気の原因になってしまうことも。

〈土に発生する虫〉 

土に発生する虫のなかには根っこを食べるものなんかもいるし、繁殖・定着するといつまでも住み着いてしまいます…!

・クロバネキノコバエ… コバエの仲間。土に卵を産み付けて繁殖する。

トビムシ… 土の上でぴょんぴょん跳ねていることの多い虫。

・ナメクジ… 雨の翌日など、鉢植えの底にいたりする。

コガネムシ… 卵を産み付けられると幼虫が土のなかで大暴れ。

・毛虫… こちらも土や葉に卵を産み付けられると…。

対策方法!

〈予防法〉

■よく見る!

毎日植物をきちんと見てあげれば、病害虫による異変をいち早く発見できます。早期発見できればその後の対処も比較的簡単に済むのです。パッと見るだけでは見つけられない小さな虫もいるため、水やりのときや葉水をするときに、しっかりと葉っぱや枝を確認してあげるのがベスト。やっぱり、愛着を持って見てあげることがいちばんなのです!

■風通しをよくする

害虫対策以前に、風通しは植物にとってとても大切なこと! 風通しが悪く空気がよどむと虫が繁殖しやすくなります。

■葉水でうるおいを

霧吹きで地上部に水を吹きかけてあげる“葉水”をすることで、葉っぱがみずみずしくなりツヤが出ます。そして病害虫の予防にもなるのです! とくにハダニなどは葉っぱの裏側につくことが多いため、裏側からも吹きかけましょう。ハダニやコナジラミは水を勢いよく吹きかけることで簡単に落とせます。

■肥料のあげすぎに注意

栄養過多になると虫がつきやすくなるので、あげすぎに注意しましょう。肥料のやりすぎは植物の傷みにもつながります。

〈万が一発生してしまったら…〉

■とりのぞく(推奨)

竹串や割りばしなどを使って一匹ずつ取り除く。

■殺虫剤(最終手段)

気づけば虫だらけ…など、もうどうしようもなくなってしまった場合は殺虫剤に頼るのもひとつの手。ですが、わんちゃんねこちゃんなど共存している生きものへの影響も心配です。殺虫剤を使うのは、できるだけ最終手段と考えることをおすすめします。

こんな対策グッズも 

ときには対策グッズを使うのも手です。

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左から

■土にまくタイプの害虫予防剤

土にまいておくことで、植物に成分が吸収されて葉っぱや茎の防虫になります。もちろん土の中の防虫にも! 購入時から土に虫が紛れ込んでしまっているケースも少なからずあるため、これを使っておくとひとまず安心です。

■食用デンプンを使った忌避剤

デンプンの粘着性で虫を物理的に(窒息させて)やっつけます。化学殺虫成分を含まないので環境にも比較的やさしいのがいいところ。ハダニやアブラムシなどの小さな虫に◎。

■竹酢液

竹炭をつくる過程で発生する煙の成分を含んだ液体。独特の匂いによって虫を防いでくれます。燻製っぽくて、個人的には好きな匂いです。

結局わたしは…

今回、わたしのチェリーセージに大量発生してしまったアブラムシ。ビリさんにいろいろ教わって、どうやって退治するか悩みましたが…あまりにも数が増えてしまったのと、大量のアブラムシを間近で見るのが恐ろしかったので、結局は殺虫剤に頼ってしまいました。

殺虫剤が悪というわけではないのですが、やっぱり、できるだけ自然な状態で育ててあげるほうが気持ちがいいなあと感じたのでした。そして、自然で元気な状態をキープするには、植物をきちんと見てあげることが何よりも大切だと改めて実感…!

わたしのチェリーセージは、我が家のほかの盆栽たちとは違ってまだ植え替えておらず、ビニールポットに入った状態です。このあたりも、きちんと見ることを怠ってしまったひとつの要因なのかも…と反省しました。器から選んで自分の手で植え替えた盆栽たちとくらべて、まだちょっと愛着が足りていなかったのかもしれません。こうなったら、はやくチェリーセージの器も決めなければ! 

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そして、今回ビリさんに教わってご紹介した内容は、あくまでも代表例です。植物や虫の種類によって対処方法がもちろん異なるので、まずは植物と暮らし始めるときに「◯◯(植物名) 育て方」で検索しておくことをおすすめします。一度調べておけば、発生しやすい虫や好みの環境、苦手な環境など把握できるため一緒に暮らしやすくなるはずです。

 

ちなみに、植物のお手入れ相談やおすすめツール・資材に関しても、エンジョイボタニカルライフ推進室へ気軽にご相談くださいとのこと。植物について気になることがあればビリさんのもとを訪れてみてはいかがでしょうか!

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【推進室訪問】そろそろ道具も揃えたい…おすすめツールを聞いてきた!

こんにちは。ここ数週間でぐんと気温が上がって、植物の成長を実感する今日このごろ。我が家の盆栽たちもぐんぐんと枝を伸ばしていて、そろそろお手入れをしなければと思うようになりました。だけど、家にはいわゆるフツーのハサミしかないし、水やりも未だに計量カップ。霧吹きも間に合わせで用意した適当なものを使っています。せっかく盆栽たちに愛着を持っているのに、これじゃ満足にお手入れができません。それに、そろそろ道具の見た目や使い心地にもきちんとこだわりたくなってきました。でも、どんなものから揃えればいいのかよくわからないし…

というわけで今回は、エンジョイボタニカルライフ推進室に行っておすすめツールを聞いてみることにしました!

見た目も使い心地も◎! 初心者にも揃えやすいツールたち

細かいところに刃がとどく! 優秀なシンプルハサミ

わたし「ビリさん、盆栽たちがぐんぐん育っているのでそろそろ枝の手入れをしたいなあと思っているのですが、ハサミを持っていません! まずはどんなハサミを用意すればいいですか…?」

ビリ「最初は、こんな感じのハサミが一本あるといいかも」

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わたし「なんだか、イメージしていた園芸用バサミとちょっと違う! もっと持ち手が大きい、ちょうちょみたいな形のハサミを想像してました 」

ビリ「刃先が細くて長いほうが、細かいところも作業しやすいですよ!」

わたし「これさえあれば、盆栽の手入れにはもう困りませんか?」

ビリ「葉っぱや茎、細い枝ならこれで十分。ちなみに、このハサミで切断可能な太さの目安は6mmです。こういった目安はパッケージに記載されているので、買うときに確認しておくと良いと思います」

太めの枝を切るときにあると安心な剪定バサミ

わたし「では、太めの枝を切るときは、どんなハサミを使えばいいでしょう?」

ビリ「剪定用のハサミを使いましょう。推進室で使っているのはコレ」

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わたし「わかりました! 今後、硬い枝を切る必要が出てきたら剪定用バサミを使おうと思います 」

気分はバリスタ? 手のひらサイズの鉢植えにぴったりな水差し

わたし「そしてビリさん、わたしは未だに適当な計量カップを使って水やりしているのですが、そろそろちゃんとしたツールでお水をあげたいです。何を使えばよいでしょう? ジョウロとかがいいのでしょうか?」

ビリ「手のひらサイズの盆栽であれば、水差しをを使うのがいいと思いますよ」

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わたし「水差しを使えばお部屋やベランダが水浸しにならなくていいですね!」

ビリ「コーヒーをドリップするときのようにそっと根本に注いであげるイメージで。お花に水がかかるとシミができてしまったりするので、ねらったところに水やりできる水差しが重宝します」

細かいミストで植物に潤いを! 超おすすめ霧吹き

わたし「土への水やりは水差しを使うとして、植物を美しく元気に保つためには葉水をしてあげることが大切なんですよね。霧吹きにもおすすめのものがあったら教えてください!」

ビリ「霧吹きは、断然これがおすすめ! ミストがすごく細かいし、グリップが柔らかくて使いやすいのです」

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わたし「本当だ! これぞミストという感じの細かい霧が出てきて感動…! 軽く握れるので手が疲れにくいのもうれしいですね」

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▲霧吹きの使い心地を比べるわたし

ビリ「ちなみにこれ、逆さまにしても使えます。植物につく虫は葉の裏側に付くことが多いので、葉裏に水を吹きかけてあげると害虫の予防にもなるんです」

わたし「虫を防ぐためにも葉水が大切なのですね!」

ビリ「地上部の潤いをキープすることで葉っぱにもツヤが出て美しくなるし、病気の予防にもなります。土が乾く前で根っこへの水やりをしない日も、霧吹きを使った葉水はこまめにしてあげるといいですよ」

ツールにもこだわれば、ボタニカルライフがもっと楽しくなるはず

ここまで、ビリさんおすすめのアイテムを教えてもらって感じたことがひとつ。それは「どれも色づかいがシンプルでいいなあ」ということ。適当なもので間に合わせようとするとついついごちゃっとした組み合わせになってしまいがちですが、見た目にもさりげなくこだわれば道具への愛着も増しますよね。そうすることで、植物との生活をさらに楽しめるようになりそうだと思いました。シンプルで洗練された道具なら、お部屋に置いてもインテリアの邪魔にもならずいいですね!

ちなみに推進室ではおすすめツールの販売もしているとのこと。ビリさんセレクトの、使い心地がよくシンプルなデザインのアイテムたちが取り扱われています。

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▲左から順に、刃物のお手入れに使う椿油、クリーナー、ハサミ、剪定バサミ、霧吹き。すべて推進室にてお試しのうえ購入できます。

ビリさん愛用のとっておきツール

最後に、ビリさんが普段愛用しているこだわり道具たちも見せてもらいました。渋くてとてもかっこいい…わたしもいつかここまでこだわれるようになるといいなあ。

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ちなみに、この道具たちはどんなときも常に持ち歩いているのだとか。『ブラックジャック』に登場するバイオリニストの「生きるためには手放してはいけないものがある…」(第55話『ストラディバリウス』より)というセリフが気になり、道具はいつも手入れし肌身離さず持ち歩いているのだそうです。

そしてさらにこちらも見せてもらいました。

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推進室では会社や個人宅の植物メンテナンスも行っているそうで、こちらは訪問先へ持っていく道具なのだとか。メンテナンスってどんなふうに行われているのかちょっと気になります。

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 道具にはひとつひとつ名前が刻まれています。これぞ職人のこだわり道具という感じでかっこいい…!

少しずつ買い揃えてみる

今回、初心者にも手に取りやすいツールを教えてもらったので、わたしも少しずつ買い揃えてみようかなと思います。とりあえずはやく盆栽のお手入れをしたいので、まずはハサミかなあ。お手入れの様子もこちらのブログでお伝えできたらと思うので頑張ります! そしていつかはビリさん愛用のこだわりツールみたいなかっこいい道具を揃えてみたいです。道具に対するあこがれも、ボタニカルライフへのモチベーションを高めてくれるひとつの要素かもしれません…!

 

ちなみに、植物のお手入れ相談やおすすめ・資材に関しても、気軽にご相談くださいとのこと。植物について気になることがあればエンジョイボタニカルライフ推進室を訪れてみてはいかがでしょうか!

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【推進室訪問&レポート】ドキドキの盆栽植え替えデー

こんにちは。先日、ついに念願の盆栽植え替えを実行しました。

何時間もかけて選んだ器&苗を組み合わせて、いよいよオリジナルの盆栽をつくり上げます! ということで、植え替え作業をさせてもらうためにエンジョイボタニカルライフ推進室を訪れました。

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☆これまでの器&苗さがしの様子

春の訪れを実感

推進室のビリさんに預けて管理してもらっていた苗たちを出してもらうと、姿がだいぶ変わっていてびっくり! 苗さがしをしたときはまだ寒く、芽も葉っぱも生えていませんでしたが、ニオイ楓には芽が、八重長寿梅には葉っぱがありました! 枝もだいぶのびてきたようです。

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苗を手に入れてからこの日までの短い期間でぐんと成長していて、植物の生命力ってすごいなあと改めて実感しました。そして、春の訪れを感じられたこともなんだかうれしい!

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ちなみに、苗を手に入れたときはこんな姿でした▼

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バルス、再び

それでは、いよいよ植え替えスタートです。

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大まかな手順は、以前ガジュマルを植え替えたときとだいたい同じ。まずは仮の器から取り出して、根っこについた土をピンセットで丁寧に取り除きます。

ビリ「はい、バルス!」

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バルス後の姿はこんな感じ。きれいに根っこがむき出しになりました!

次は、ガジュマルのときとは少し違った作業に挑戦です。根っこを器に固定するために、針金でねじねじしました。

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このように、盆栽には針金を使うことがよくあるそうです。鉢底ネットや根っこを固定したり、枝を曲げて樹形をつくるために針金を掛けたりします。

その後、土を入れてしっかりとすき間を埋めたら…

オリジナル盆栽のできあがり〜!

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こだわり抜いた器&苗を組み合わせた盆栽がついに実現。なんだか感慨深いです…

この子たちにもすでに愛着がとまりません。もはや器を選んだ時点で湧き始めていた愛着。植え替えるまでに膨れ上がり、盆栽として形になった瞬間大爆発です。

 

ぐんぐん芽を出す姿は、毎日見ていて飽きない!

植え替え後も、盆栽はすくすくと成長していて、毎日「こんなに葉っぱが生えてきた!」と楽しませてくれます。気づけば、ベランダに出て盆栽たちの様子を見るのが日課になっていました。少し前まで「ほったらかしにして枯らしちゃう…」と悩んでいたことが自分でも信じられません。やっぱり愛着って大切!

現在の姿はこんな感じ▼

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ぐんぐん葉っぱも枝ものびて、植え替え時と比べても既にぜんぜん見た目が違います! そろそろ好き放題に枝も伸びてきたので、近々きれいにお手入れできたらなあ。

そして、苗さがしのとき一目惚れして購入したチェリーセージにも花が咲きました。

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こちらはまだビニールポットに入ったままなので、引き続き絶賛器さがし中です。

暖かくなって、植物の成長を満喫できる季節。これからもどんな姿に変化してくれるのか楽しみです! 

 

エンジョイボタニカルライフ推進室では、今回のように器や苗を持ち込んで、個人的に植え替えのレクチャーをしてもらうこともできます。組み合わせに悩んだときは、コーディネートの相談に乗ってもらったり、作品制作をまるごとオーダーすることも可能です。ホームページ内『Shop Gallery』には、作品の写真が随時更新されているので、オーダーやコーディネートの参考にぜひご覧ください! 

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【レポート】苗さがしツアー

こんにちは、きょうかです。先日、“苗さがしツアー”に参加してきました!

器さがしツアーで見つけたお気に入りの器を片手に、ぴったりな植物との出会いを求めて。すてきな苗が見つかるといいなあ。

(参照:器さがしツアー レポート

苗さがしツアー スタート!

 訪れたのは、青梅市梅郷にある『うめがた園』。

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足を踏み入れた瞬間、目の前に現れる盆栽たち! さまざまな種類が揃っています。

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ビニルハウスのなかに入ると、たくさんの苗が置かれています。ここからお気に入りの苗をさがすことに!(ビリさんも夢中になって見ています)

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同じ種類の木でも、それぞれ形やバランスがぜんぜん違います。

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器と並べてバランスをチェックしたり、ネットで検索して花が咲いたときの色や姿を確かめたり…まさに、服をコーディネートするようにベストな組み合わせを模索していきます。

こだわり始めると「これかなあ」「でもやっぱりこっちかな…」と、永遠に迷っていられそう。でも、そうやって納得いくまで考える過程がとても楽しいのです! 気づいたら、あっというまに2時間半近く経っていました!!!

そして選んだのが…このふたつ!

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右のだるまに植えるのは「八重長寿梅」。こちらはあえて斜めにのびている苗を選びました! 赤い花が咲いたら、だるまの渋い青色とのコントラストがいい感じになる気がしています。

左の白い器に植えるのは「ニオイ楓」。こちらは“小品盆栽”として整えられた状態のものです。THE 盆栽という感じのかっこよさに惹かれて選びました。紅葉する姿も美しいので四季の変化を楽しめそう。葉っぱをもむと胡麻のようなにおいがするらしく、そのあたりも楽しみ!

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いままで植物の苗はホームセンターでしか見たことがなかったので、盆栽屋さん、苗屋さんに行ったのは初めてでしたがものすごく面白かったです。今回わたしが選んだもの以外にも、器や、鉢植を置くお皿、長年かけて手入れされた盆栽など、さまざまな品が並んでいました!

 器に穴を開けてもらう!

お気に入りの植物が見つかってルンルン気分のまま、器に穴を開けてもらいに京王堀之内駅から歩いて15分ほどの『Green Gallery GARDENS』にやってきました。(苗さがしにじっくり時間をかけすぎてもう日が暮れています)

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たくさんの植物をはじめ、土や肥料などのガーデン用品やインテリア雑貨、アンティーク家具などたくさんのアイテムが並んでいて、こちらも何時間もうろうろできそうでした。

さっそく、植え替えに向けて器に穴を開けてもらいます!(以前の記事でも触れましたが、今回は食器を使って鉢植えにするので、水が抜けられるようにするための穴を開けます)

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ドリルでブィィーーンと穴を開けてもらいました!

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これでついに、先ほどの盆栽を植え替えられる状態になりました。じっくりと時間をかけて考えて迷って選びぬいた器&植物なので、植え替え後の姿を見るのがとても楽しみです! ぜったいに愛着がわきます。というか、すでにあふれんばかりに愛着がわいています。はやく植え替えたくてうずうずしてきました!!

そして無限ループへ…

帰り際、Green Gallery GARDENSをうろうろしていると気になる植物を発見。

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チェリーセージです。ほどよく木っぽいところや枝の広がり方、葉っぱの色や質感が好みで目に止まりました。立ち止まってみていると、ビリさんから「買っちゃえば?」とひとこと。そうか、今日買って帰って、またこの植物に合う器を探せばいいんだ!

ということで、チェリーセージの『ゴールデンガール』という品種を選びました。セージといえば紫色っぽいお花のイメージですが、ゴールデンガールは黄色っぽいお花が咲くそうです! 

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鮮やかなグリーンの葉っぱにところどころ紫がかったところがあるのがアクセントになっていてすてき。ここに黄色のお花が咲くから、器はどんな色のものを選ぼうかなあ…と、さっそく想像がふくらみます。

盆栽の植え替えもはやくしたいし、チェリーセージに合う器もまたさがしに行きたい! これはもしかしてすでにどハマりしている…?

次回のブログでは、推進室での植え替え作業のようすやできあがった盆栽について書く予定です。どうぞお楽しみに!

 

<今回訪れたお店>

山野草・盆栽 うめがた園 : 青梅市梅郷1-33(0428-76-0622)青梅線 日向和田駅から徒歩約20分

Green Gallery GARDENS: 八王子市松木15-3(042-676-7115)京王相模原線 京王堀之内駅から徒歩約15分

 

ちなみに、エンジョイボタニカルライフ推進室では今後も器さがしツアーや苗さがしツアーを開催する予定とのこと。イベントに関する情報はFacebookページに掲載されるので、チェックしてみてください。また、推進室では器と苗のコーディネート相談や、作品制作のオーダーも受け付けているとのこと! ホームページ内『Shop Gallery』には、作品の写真が随時更新されているので、オーダーやコーディネートの参考にぜひご覧ください!

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